3分の1の法則

ボクのもっとも長いキャリアのひとつがディレクターという仕事。ディレクターは、プロジェクトに関わるヒトに対し、ことばで説明して理解してもらうこと、を心掛けます。理解してもらうテーマ、25年近いキャリアを通じてもっとも多かった題材は〈デザイン〉です。なんでこういうデザインなのか、ここはこういう理由でこのデザイン、という具合に言葉で説明をします。この言葉、視覚情報を文字情報に置き換え相手に伝える言語化能力こそ、ディレクターの商売道具のひとつと言っても過言ではないと思っています。

デザインの法則Design Rule

Design rule index―デザイン、新・100の法則』という大型本があり、主にウェブデザインに取り組んでいた頃には、この本から多くの〈法則〉を学びました。相手によっては、屁理屈に聞こえていたのかもしれませんが…。目に見える事象をことばで説明するという訓練を、この本で積んだのです。このブログでは、今後さまざまなデザインの法則を、できるだけ実践的にご紹介できればと思います。

3分の1の法則Rule of Thirds

画面を上下左右均等に3分割して、分割した線を意識し要素を配置する手法を「3分の1の法則」といいます。ルネッサンス期(14世紀 – 16世紀)にすでに使用されていたことが知られており、いまでもスタンダードな構図(composition)としてさまざまな作品、媒体にみられます

配置が美しいとされる手法 3分の1の法則

カフェノマの初期の写真は、この構図をとても意識していました。インスタグラムでは、2016年8月まで正方形の写真しか投稿できなかったため、正方形の写真の構図として試していたのです。

ふだん何気なく撮るスマホの写真も、無意識のうちにさまざまな構図を取り入れています。と同時に、意識的に構図のことを忘れ、自由に撮りたいように撮ることも心がけています。往々にしてそのほうが、自分でハッとする写真で出会えることのほうが、実は多いのです(笑)。。。